分量多いので2つに分けました。
ここでは2000年以降のものを掲載しています。
その1はこちら
2009年9月号ではドニー夢のバンドメンバーが語られていたりします。
2000年4月号
探索中。どこいったかな?
2000年8月号
Special Interview In Japan
ChipとDonnie二人のインタビュー
チップ:俺たち、10枚もアルバムを出してきたんだし、そろそろもっと成功して、もっと沢山の人達と触れ合いたい。できればポニーキャニオンの協力でレヴェルアップを果たしたい…というか、果たさなきゃいけないと思っている。武道館でやらなきゃ!
ドニー:いつも言うんだけど、俺から世界中のあらゆる人に向けて言えることがあるとすれば、それは「ドラッグには手を出すな」ってそれだけだ。あらゆることが100万倍も大変になるうえに、手を引くのにあれほど苦労させられるものもない。
『Welcome To Blue Island』を間近に控えてのインタビュー。ドニーとチップ、別々でのインタビュー。
ドニー:失うものがないと、なんだって言えるんだよ。俺たちみたいな無用のトーテムポール状態のバンドにとって、1つだけ有利なのがそこだ。
インタビュアー:あの…。
ドニー:どうせ俺の言うことなんて誰も気にしない。
インタビュアーの幅さんが気の毒になるぐらい言いたい放題。読んでいて気分のいいモノじゃありませぬ…。
2004年2月号
Enuff Z’nuffのツアーにドニーが参加していない現状について質問されて。
ドニー:まあ、もう絶対にあいつらとやらない、とは言わないけどね。…一番いいのは、チップとヴィックとデレクが一緒ってやつだな。それが俺の目標だ。
インタビュアー:バンドの将来を案じている日本のファンに何か言っておきたいことはありませんか?
ドニー:そのまま案じててくれ。
インタビュアー:(苦笑)
幅さんが書いている今月のおすすめコーナー(P108)にDon E.Vieの『Just Enough!』について記載あり。
”当時、http://donnievie.com/japan.htmlにアクセスして有料ダウンロードできました”と書いてあるな。
そのサイト自体は見ていたと思うけど、何せ海外とのやりとりなんてさっぱりわかりません状態で、ただ見ているだけでしたね。
他にもアルバムレビュー欄に、ベストアルバム『Favorites』について記載あり。
広瀬さんが書いていますが、可もなく不可もなく。
「温故知新」のコラムで、幅美子さんが『Strength』を取り上げてくれています。
メロディメイカーとしての彼の才能はその後の作品でも発揮されているが、総てがここまで完壁に揃ったアルバムはこれをおいて他にない。一瞬の奇跡だったのかもしれない。
奇跡じゃないでしょ^^/
でも、その後のアルバムでは環境も含めて力を発揮できなかったのも事実。
アルバム『Strength』の時までが、周りの雑念に振り回されず、一番音楽に集中できていた時だったのかも。いやぁ、もったいない!
Disc Reviewで我らがイトーちゃんが『ONE MORE FOR THE ROAD』 ENUFF Z’NUFFのレビューを書いてくれています。
点数はなんと77点。高くないか?
このアルバムは、8曲目の「Mary Jane」だけstudio-trackで、あとはいつもながら音の悪いライブトラックで構成されています。
この曲ではドニーの声が加工されていることもありビートルズに通じるサイケな感じで、こういうのってどちらかというとチップが得意なんじゃないかと勝手に思っていました。
チップ抜きではあるもののオリジナルメンバー3人(ドニー、デレク、ヴィッキー)が10数年ぶりに集ったこと、このライブの数か月後ギターのデレクが亡くなったことなどでも貴重な作品になっています。
チップ:…通常はドニーがリード・ヴォーカルだが、俺が歌っている時でも彼はハーモニーを付けている。彼は俺にリード・ヴォーカルを歌わせたがるんだ。…
インタビュアー:…彼(ドニー)の結婚はEnuff Z’nuffが迷走する最大の原因になったと思いますか?
チップ:かもしれない。…ドニーは自分で決めて、自分のやりたいことをやった。俺は完全に彼をバックアップした。…
細かいニュアンスと同時期のドニーのインタビュー(次号)は是非ぶるるん!で。
アルバム『?』について聞かれ…。
ドニー:俺はあのアルバムには一切関与していない。チップがガラクタを集めて出しただけさ。(笑)
インタビュアー:そもそも、チップとまた一緒にアルバムを作ろう、とあなたに思わせたのはなんでしたか?
ドニー:俺自身がクリーンになって、立ち直って、健康も取り戻し、またプレイしようと思ったからさ。ソロでやるつもりはなかった。ちょっとやってはみたが、俺は全部をまとめて進めていくタイプじゃない。チップはそういうのが上手い。…
2009年9月号
同年7月の来日公演の模様、そしてチップとドニーそれぞれのスペシャルインタビューも。
ドニー:あいつはベースを弾いてればいいんだよ。俺はあいつのベースを奪ってやろうなんて、これっぽっちも思っていないのに。
ドニー:俺はずっとこのバンドで曲を書き、歌い、プレイし、プロデュースもし、ショウをやれば観衆を楽しませようと頑張ってきた。それなのに何のリスペクトもないとなりゃ、一緒にはやれないじゃないか。…
来日公演でのインタビューでこれは!ドニーはいつでも赤裸々だ!
インタビュアー:あなたが夢のバンドを組むとしたら、どういうメンバーを招集しますか?
ドニー:ベースはポールマッカートニー。歌は俺。ドラムは…誰だろう…Jellyfishのドラマー(アンディ・スターマー)かな。ギターはリック・ニールセン。キーボードはJourneyのグレッグ・ローリー。これは最高のバンドになると思う。故人でもいいなら、ジョン・レノンにジョージ・ハリスンにジョン・ボーナムにジミ・ヘンドリックスに…(笑)。それで俺がベースを弾くよ。(笑)
たくさん掲載してくれていますね、ぶるるん!
こうしてみてくると、ドニーのチップとの合流は絶望的に不可能に近いと思われますが、それでももしチップとドニーが再合流した暁には是非とも「ぶるるん!」の表紙にしてもらいたい!
ボンジョビが売れに売れても、ジョンの人間性が…とかいってしばらく表紙に載せるのを拒んできたぶるるん!
今はそうでもないようだし、ドニーほど真正直に答えてくれる人もそういないよ。そろそろズナフを表紙にしてもいいでしょ。