Don’t Look Back in Anger(2023)

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NOEL GALLAGHER’S HIGH FLYING BIRDS 2023 JAPAN TOUR

2023 JAPAN TOUR

2023年12月1日(金)東京ガーデンシアター
2023年12月2日(土) 東京ガーデンシアター
2023年12月4日(月) 大阪フェスティバルホール
2023年12月6日(水) 愛知県芸術劇場大ホール ★SS席 ¥15,000

2023年12月6日(水) 愛知県芸術劇場大ホール

ノエルを見てきた。初めて。
15列目となかなか良い位置。珍しい。しかも名古屋含め4日間ともソールドアウトのこのツアー。
ステージ上には始まる前からマンチェスターシティーのエンブレムと異様な存在感を醸し出すペップのパネルが陣取るという不思議な展開。

アニキ”いじりの声援が飛ぶこのステージ。
淡々と進行していきますが、他の曲もちゃんと色があってよかった。
良くもまぁ、同じような曲調なのによく聴くと1曲1曲カラーがあってしかもアンセムになりそうな曲ばかり。やっぱりすごいんだなこの人。

Setlist

Don’t Look Back in Anger

”90’s”とノエルが言いかけただけで結構な声援があがるの、みんなオアシスが大好き。
自分はというと、オアシスのファーストはボーカルの巻き舌が気になっちゃって、曲に思い至らず。ピストルズフォロワーなのかなとかいまいち馴染めませんでした。しかしセカンド収録の「Don’t Look Back in Anger」を聴いて一変。オアシス気になり出したのはこの曲すごいと思ってからなのでちゃんと聞き出したのはセカンドから。

「Don’t Look Back in Anger」について
Noel – 雨の日のパリで書いた。ライブの後でね。
…酔っぱらって作った曲だ。翌朝目が覚めて…、ギターは床に転がっていてホテルのテーブルの上に歌詞のメモがあった。それに沿って弾いてみた…”これは良さそうだ”と思った。”バンドで演奏したらすごいな”ただそう考えただけだった。
…もしこの曲がそこまで有名になると知っていたら、今でも考え続けて書き上げられていないかも。今やこの曲はオアシス以上にビッグになった。

偉大なるソングライターたち Talks To Paul Toogood

ノエルは”この曲作った時にこんな名曲になるのがわかっていたら今のような詩はつけなかった”って語っているけど、作っている本人は名曲って気付けないものなのね。

Noel –もしこの曲が今のようになるんだったらこんな歌詞は書かなかった。馬鹿げている。
インタビュアー この歌はマンチェスターアリーナのテロ事件の後、テロに対するアンセム曲として大きな広がりを見せていますね。
Noel –答えにくいが作曲家としてはこんな名誉な事はない。最高に光栄だ。この曲が書かれてから30年の月日が流れている。曲が時とともに進化し成長している。次世代が曲を発見し違った解釈を付ける。時空を超えた芸術作品だ。
それに少し困惑もある。それが何を意味しているのか。そういう気持ちもある一方、誇りに思う気持ちもある。だけど、それでもこの歌が当初のように恋愛に関する歌であって欲しい気もする。テロと戦うアンセムにならなければよかったのにとも思う。多くの人が犠牲になった。しかし改めて音楽には特別なパワーがあることを思い知った。…人々を1つにできるのは音楽だ。昔は特別な歌じゃなかったが並外れた名曲となった。そうなると知っていたらね…

偉大なるソングライターたち Talks To Paul Toogood

この最後の曲聴きたさのために行ったようなもんでしたが、誰もが歓迎するこういう曲1曲でも持っておくと大満足で会場を後にできます。
あのアーチストもこの曲と同じか超える曲が数多あるのにな、と思いながら…。
「Back From The Blue」、「Someday」、「Down Hill」、「Protected」、「On My Way Back Home」、「Joni Linn」、「Message of Love」、「How Are You」、…、あげだしたらキリないな。ほんと勿体無い…)

オアシスはセカンドとサードくらいを聴いて、解散後またビーディーアイ、ノエルソロを聞き出した感じだったけど、作った本人が歌っているからなのかノエルの声の方が素直でしっくりくる。ビーディーアイもいくつか即効性のあるいい曲があったし名古屋に来てくれたから行きましたよ、2011年Zepp Nagoya。
(会場広くステージまで遠いし、ステージまでほぼフラットだし、あの曲もやらないしであまり記憶に残っておりませんが、人パンパンで熱気がすごかったのだけは覚えてる。前座もいたな。)

ノエルは普段大口を叩いているイメージですが、最後の曲が終わっての去り際のノエルの丁寧な感じは人柄の良さが滲み出ていた。いい人なんだな、きっと。
客電がついた後にはお決まりであろう「ブルームーン」が流れておりました。この歌好きなんだよね。
(学生時代、働いていたジャズバーでジャズとは言えないこの曲と、同じく「ムーンリバー」「帰らざる河」ばかりリクエストしておりました^^/ ボーカルの人も呆れていたな。ジャズのスタンダードをリクエストしてって。)

今年のライブはこれでおしまい。
リアムが歌う「ブルームーン」があったので置いておきます。

Blue Moon – Liam Gallagher Manchester City Home 2011.wmv

おまけ

オアシスの「あの名曲の有名なサビ」はリアムが書いたものだった!という驚きの事実が。
https://rockinon.com/blog/kojima/207135

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