20250522
今回改めて見直し。全てを載せてみました。
2021年時点のチップの立ち位置がわかるありがたいインタビューになっています。
- Episode 139- Chip Z’Nuff
- 00:00 – Intro
- 01:13 – Current Projects
- 02:14 – Work Ethic Learned From Baseball
- 03:36 – Band w/ Desi Rexx (D’Molls) & D Generation
- 07:15 – Lt Bob Offers to Help Out
- 08:07 – Rick Nielsen of Cheap Trick
- 09:25 – Changing the Enuff Z’Nuff Name
- 11:30 – Enuff Z’Nuff Image & Style
- 14:05 – Vikki Foxx Departs the Band
- 16:35 – Music Scene Changes
- 17:38 – Paraphernalia & Billy Corgan
- 20:02 – Donnie Vie & Vikki Foxx Reunion?
- 21:45 – Three New Records
- 22:43 – Chip Z’Nuff Solo Record
- 25:30 – Adler’s Appetite & GnR Guys
- 27:44 – Being Interviewed by Howard Stern
- 28:50 – Matt Bellamy of Muse
- 29:58 – Fan Stories & Johnny Rotten
- 31:45 – Beatles Interactions & Mick Jones
- 33:45 – Stance on Drugs & Songwriting
- 34:55 – St Jude’s Charity
- 36:02 – Dash Radio & RnR Fantasy Camp
Episode 139- Chip Z’Nuff

Episode 139- Chip Z’Nuff! Chip is the bass player and lead singer for Enuff Z’Nuff.
https://www.youtube.com/watch?v=WiqRwdJksUg&list=RDWiqRwdJksUg&start_radio=1&rv=WiqRwdJksUg
Chip originally started out as a baseball player and had tryouts with some major league teams. He took that work ethic he learned from playing sports and used it to start a band. In this episode we’ll cover Vikki Foxx’s departure, being interviewed by Howard Stern, playing with Billy Corgan from Smashing Pumpkins, famous fans and much more!
00:00 – Intro
皆さんも予想していたと思いますが、ついにこの時が来ました。これまでイナフズナフの元シンガー、ドニー・ヴィーを2回この番組に迎えましたが、今回はバンドのもう一人の要、ベーシストで共同作曲者、そして今はシンガーでフロントマンのチップ・ズナフを迎えることができて最高です。彼の歌は素晴らしいと思います。チップが歌うイナフズナフのライブを2回見ましたが、本当に良かった。バンドの最新アルバム『ブレインウォッシュ・ジェネレーション』も素晴らしい出来で、ドニー・ヴィーが「ストレンジャーズ・イン・マイ・ヘッド」という曲で参加しています。今回のチップとのインタビューは時間が限られていたので、できるだけ良い質問を詰め込みました。たくさん話題をカバーできたし、チップはとてもオープンで、素晴らしい話を聞かせてくれました。とても楽しい会話でした。
01:13 – Current Projects
現在のプロジェクト
最近はめっちゃ忙しくて、次のイナフズナフとファスター・プッシーキャットのツアーの準備をしてるんだ。数週間後に始まるよ。
今、スタジオで何を録ってるの?またイナフズナフの新曲?
その通り!止まらないよ。運はデザインの残り物って言うだろ?ミュージシャンとしてやるべきことは、できる限り音楽を作り続けることだ。ここ、イリノイ州ブルーアイランドの素敵なスタジオで、プロツールズのセットアップと2インチのテープを使ってる。1階にスネークケーブルを這わせて、いろんなアウトボードギアも揃えてる。まるで1970年代に戻ったみたいに、本物のミュージシャンが演奏する本物のレコードを作ってるんだ。
02:14 – Work Ethic Learned From Baseball
野球から学んだ仕事の倫理
面白いことに、調べたらチップはほとんどプロ野球選手になるところだったんだね。祖父がホワイトソックスでプレーしてたし、君もいくつかのメジャーリーグチームのトライアウトを受けたんだろ?
その野球の経験から学んだ仕事の倫理をロックバンドに活かしたって感じ?
その通りだよ。祖父がホワイトソックスでプレーしてたから、野球の厳しいトレーニングのテンプレートをバンドに持ち込んだ。
最近も新アルバムを出したばかりなのに、もう次のアルバムに取り掛かってるなんて、めっちゃ仕事熱心だね!
いや、俺が一番頑張ってるわけじゃないよ。他のミュージシャンを見てると、彼らは自分のレコード以外にも他のアーティストのレコード制作を手伝ってる。俺も同じテンプレートに従ってるんだ。音楽を作って、クリエイティブでいるのが好きだし、バンドを助けられるならそれも素晴らしい。
自分自身のためにも演奏する。セレンディピティ、つまり瞬間的なひらめきが大事だ。クリエイティブなものを作り出せば、それは永遠に残る。少なくともそう願ってるよ。
スポーツの経験から良い部分を取り入れて、この業界の厳しさに耐えてきた。仕事を見つけること、できる限り関連性を保つこと、競争の激しいバンドがたくさんいる中でね。
リトル・スティーヴンが俺に言ったことをいつも思い出す。「チップ、小さくても消えない足跡を残せたら、それは良いことだ」って。
結局、良い音楽を作ってきたと思うし、まだまだタンクにガソリンは残ってるよ。
03:36 – Band w/ Desi Rexx (D’Molls) & D Generation
イナフズナフを結成する前に、新聞の広告に応募してデシ・レックス(D’モールズ)とツアーに出たんだよね?それはD’モールズじゃなかったの?
いや、デシたちとは長い付き合いだよ。同じ高校に通ってたんだ。俺はブラザー・ライスだったけど、彼らはアイゼンハワーだったかな。俺、若い頃にそこから追い出されたんだ(笑)。
デシがベーシストを探してて、俺とビル・ビショップ(リチャード・マークスとやってたヘビー級ドラマー)を雇ってくれた。ロサンゼルスから戻った直後で、Dジェネレーションってバンドで2年半くらい活動してたけど、レコードは出なかった。素晴らしいバンドだったけど、ニューヨークのDジェネレーションとは別物だよ。
デシのバンドで、2日間で60曲覚えて、初のギグはザ・ベイビーズのオープニングだった。アイオワ州デモインで、めっちゃ盛り上がってた。
あの頃は、月曜から金曜までライブに人が来てたんだ。今はみんな週末しか来ないけどね。チップ、お前もめっちゃ働いてたんだろ?
ああ、ザ・ベイビーズやアリス・クーパーのツアーにいた彼らが「ローリング・ストーンズの『ミッシング・ユー』知ってる?」って聞いてきて、「もちろん!」って答えたら一緒に演奏した。ビートルズの『マネー』もやったよ。
Dジェネレーションではボズ・スキャッグスやグレイトフル・デッドのフェスに出たり、ヴァン・ヘイレンのオープニングもやった。1976~77年頃、俺はまだ若かった。パンのトラックで旅して、ラスベガスの新聞社ラスベガス・ミラーのオーナーの家に住んでた。プール付きの豪邸で、ピットブルと一緒に暮らして、LSDをマッチブックに垂らして一日中ハイになってた(笑)。クレイジーな日々だったよ。
デシとのツアーは短期間で、6日間トップ40の曲を演奏して回った。1週間に125ドルで、6セットを6晩。そこから曲の書き方を学んだんだ。それでイナフズナフを結成した。
07:15 – Lt Bob Offers to Help Out
リテナント・ボブのサポート
イナフズナフを結成して苦労してた時に、警察官がライブ後に500ドルをレコーディングのためにくれるって申し出たんだろ?知らないファンだったんだよね?
そう、リテナント・ボブってやつだ。もう何年も会ってないけど、抱きしめて500ドル返したいよ(笑)。彼はバンドの苦労話を聞いて同情してくれて、ブルーアイランドみたいな小さな町で頑張ってる俺たちを応援してくれた。警官の給料で500ドルは大金だよ。
08:07 – Rick Nielsen of Cheap Trick
そのデモをチープ・トリックのコンサートでバックステージに忍び込んで、リック・ニールセンに渡してプロデュースを頼んだんだよね?でも返事はなかった?
その後でリックとは話したよ。一緒にイナフズナフのアルバムで演奏してくれてる。彼にその話をしたら、「お前、嘘つきだろ!」って笑われた(笑)。でも本当の話だ。
その夜、リックが『サック・イット』って曲を歌ってて、チープ・トリックのセットとは別だった。めっちゃ忙しい時期だったから、プロデュースの時間はなかったんだろうけど。
コー・レコーズの社長デレク・シュルマン(元ジェントル・ジャイアントのシンガー)に、誰にプロデュースしてほしいか聞かれた時、「リック・ニールセンにデモを渡したけど返事がない」って言ったら、彼は「じゃあ自分たちでやれ」って。デモが良かったから、俺たちの道は変わったかもしれないけど、結果的にリックが後で参加してくれて、最高の形で収まったよ。
09:25 – Changing the Enuff Z’Nuff Name
イナフズナフの名前変更の話
アルバムが出る前、レコード会社がイナフズナフの名前を変えようとしたんだよね?トリック・オア・トリートとかスクール・デイズ、フライズ・オン・ファイアとか候補だった?
その通り。彼らは名前を変えたがってた。俺はめっちゃ落ち込んだよ。中西部で何万人ものファンが俺たちを支持してくれてたのに。
デレク・シュルマンが「チップ、俺が関わったら何百万人に知られるようになるよ」って言ってきたから、渋々受け入れた。
でも次の朝、デレクから電話があって、「お前の勝ちだ」って言って切られた(笑)。何が変わったのか分からないけど、バンドへの情熱を見て、名前をイナフズナフのままにしてくれたんだ。
トリック・オア・トリートだったらハロウィンっぽいバンドみたいになっちゃうし、ドニーは「毎日がパーティーみたいになる!」って気に入ってたけど、俺たちの曲の真剣さが薄れると思った。
11:30 – Enuff Z’Nuff Image & Style
最初のアルバムのジャケット、トニー・ディオリオがシカゴで撮ったボロボロのホテルルームの写真、20000ドルもかかったんだよね?
ああ、俺たちがホテルをめっちゃ荒らして、過激な写真になった。俺、ジャックダニエルのボトル持ってバスタブにいるけど、普段そんなことしないよ(笑)。
ドック・マギーが「そのアルバムカバー使うな」って言って、ドニーのピースサインのタトゥーを指して「これ使え、良いイメージだ」って。それでイナフズナフのイメージが変わった。
ビデオではMTVに受けるためにカラフルで派手なグラムロックスタイルだったけど、それはレコード会社の指示?それともバンドのアイデア?
いや、俺たちはずっとそんなスタイルだった。ママや姉貴のクローゼットから服を拝借してた(笑)。今着てるこの派手な紫の帽子、ファスター・プッシーキャットのダニーからもらったんだ。
歳を取ってもスタイルは変わらない。パンテラやモトリー・クルー、メタリカみたいに普通の服に変えたバンドもいるけど、俺たちはカメレオンみたいに自分たちを貫いてる。それが誇りだよ。
14:05 – Vikki Foxx Departs the Band
ヴィッキー・フォックスの脱退
3枚目のアルバム『アニマルズ・ウィズ・ヒューマン・インテリジェンス』で、ヴィッキー・フォックスがヴィンス・ニールのバンドに加入するために脱退したよね?ヴィンスやヴィッキーに怒ってた?写真から彼をエアブラシで消したりしてたけど。
怒ってはいなかったよ、失望したって感じかな。ヴィッキーにとってモトリー・クルーは、俺たちにとってのビートルズやクイーンみたいな存在だった。素晴らしいチャンスだったんだ。
クライヴ・デイヴィスがアルバムからヴィッキーを消すように指示したんだ。「バンドにいない奴はカバーに載せない」って。
その後、250本のVHSテープを見て次のドラマーを探した。ヴィッキーはステージで本当に輝いてたから、彼が去ったのは痛かった。でもリッキー・ペアレントを雇って、彼もアリス・クーパーとかで経験があったから、しっかりやってくれたよ。
16:35 – Music Scene Changes
音楽シーンの変化
その頃、パール・ジャム、サウンドガーデン、ナイン・インチ・ネイルズ、ニルヴァーナとかシアトルのバンドが出てきて、グラムロックのバンドは厳しい状況だったよね?
ああ、俺たちみたいな派手なバンドは大ピンチだった。ショートパンツとフランネルシャツの時代だよ(笑)。多くのバンドが消えたけど、俺たちはフロンティアーズっていうメジャーレーベルで今もレコードを出して、ツアーも続けてる。
映画のサントラやテレビ、CM、なんでもやってる。需要が少ない中で、供給過多の時代だけど、こうやって続けてられるのは奇跡だよ。
17:38 – Paraphernalia & Billy Corgan
『パラフェルナリア』とビリー・コーガン
1999年のアルバム『パラフェルナリア』にはリック・ニールセンやビリー・コーガンが参加してるよね。ビリーはイナフズナフのファンで、マテリアル・イシューのジム・エリソンの葬儀で会ったんだっけ?
そう、ジムの葬儀で1000人くらいのミュージシャンが集まって、そこでビリーと親しくなった。マテリアル・イシューは素晴らしいバンドで、彼らの最後のレコードにもリック・ニールセンやギルビー・クラークと一緒に参加したよ。
ビリーにチープ・トリックの「エブリシング・ワークス・イフ・ユー・レット・イット」のカバーをやってくれって頼んだら、「それ、俺の好きなチープ・トリックの曲だ!」って。シカゴ・レコーディング・カンパニーでリフを教えて、すぐに録った。もう1曲「ゴット・ノー・プレイス・トゥ・ゴー」でもギターを弾いてもらった。
さらにスティクスのジェームス・ヤングも呼んで、ソロを弾いてもらった。ビッグな仲間たちが参加してくれて、バンドの評価を上げようと思ったけど、スピン・マガジンには「また良いレコードだけど、イナフズナフの暗い雲を晴らすには足りない」って書かれた(笑)。でも俺はあのアルバムが誇りだよ。
20:02 – Donnie Vie & Vikki Foxx Reunion?
ドニー・ヴィーとヴィッキー・フォックスの再会?
最新アルバム『ブレインウォッシュ・ジェネレーション』にはエース・フレーリー、マイク・ポートノイ、そしてドニー・ヴィーが参加してるよね。ドニーとまた何かやる予定はある?ツアーは嫌がってるみたいだけど、1回だけのライブとかレコーディングとか。ヴィッキー・フォックスも呼んで3人で何かやるとか?
3~4年前にオリジナルメンバーで再結成の話があったけど、デレクはもういないし、初代ギタリストのジノ・マーティノはウィスコンシンで引退してる。
ヴィッキーに電話したけど、「5万人前のショーで1ヶ月リハーサルが必要だ。それはキツイ」って断られた。
ドニーとはまたレコーディングするよ。最近話した時、彼が新曲を送ってくれるって言ってた。彼の最新曲「パーティータイム」のビデオにも出たし、ジェリーフィッシュのマニングも参加してる。
ドニーは俺のお気に入りの1人。また一緒に何かやりたいね。
ご、5万人!
ドームででもやるつもりだった?
21:45 – Three New Records
新しい3枚のレコード
今、3枚のレコードに取り組んでる。ミッドナイト・デビルズってバンドをパヴェメント・レコーズでプロデュースしてる。あと、ビートルズのトリビュートアルバム『ハード・ロック・ナイト』をフロンティアーズから今年10月にリリースする。
それと、ソロアルバムも完成間近だ。タイトルはまだ秘密だけど、ビッグなゲストが参加してるよ。2022年には新しいイナフズナフのアルバムも出す予定だ。
22:43 – Chip Z’Nuff Solo Record
チップ・ズナフのソロレコード
君のソロアルバム、昨夜聴いてたんだけど、彼女が「これ何?めっちゃ良い!」って。イナフズナフとはちょっと違うけど、最高だったよ。
ありがとう!シカゴのサウスサイドにあるスタートレックスってスタジオで作ったんだ。そこではツイスタっていうラッパーと俺たちだけが毎日録音してた。ツイスタの曲に30曲くらい参加したけど、クレジットは「サンキュー、チップ」ってだけ(笑)。
その後、カニエ・ウェストやマリク・ヨセフとも仕事した。ソロアルバムはイナフズナフとは違う、ストーナーロックの雰囲気にしたかった。
スタジオに友達が来て、朝6時までマリファナ吸ったり飲んだりして、クリエイティブな環境だった。全部2インチテープで録ったから、プロツールズは使ってない。
クレオパトラ・レコーズが「スティーヴン・アドラーやスラッシュの曲も追加しろ」って言ってきて、ミッシング・パーソンズのデイル・ボジオやチープ・トリックのロビン・ザンダーも参加した。15曲入りの楽しいアルバムになったよ。セックスやハイになるのにピッタリ(笑)。でも、そういうのしなくても、オルタナティブの先駆けみたいなレコードだと思う。
25:30 – Adler’s Appetite & GnR Guys
アドラーズ・アペタイトとガンズ・アンド・ローゼズのメンバー
アドラーズ・アペタイトで演奏してたよね。スティーヴン・アドラー、ダフ、イジー、ギルビーと一緒のショー見たことあるよ。スラッシュはステージに上がらなかったけど、ほぼガンズ・アンド・ローゼズ全員じゃん!どんな感じだった?
最高だったよ。みんなめっちゃ魅力的で、ロックスターぶってなかった。バックステージには100人くらいいたけど、スラッシュはプロとして「他のメンバーに任せる」って感じで上がらなかった。
キー・クラブでの公演前に何度かリハーサルして、バンドはバッチリだった。スラッシュはステージ脇で俺たちがガンズの曲をキメるのを見てた。
ダフとイジーは俺に演奏させてくれて、スラッシュはアクセルを刺激したくなかったんだろうね。後でガンズが再結成したから、正しい判断だった。
ギルビーもステージには上がらず、スラッシュと一緒に脇で話してた。20周年記念のセレブレーションだったから、会場は超満員だったよ。
27:44 – Being Interviewed by Howard Stern
ハワード・スターンが大ファンだよね。彼の番組に何度も出てるけど、インタビューされるのってどんな感じ?
まるで兄弟と話してるみたいだよ。ハワードは本音で話すし、嘘つきが嫌いなの。記憶力がすごくて、バンドの歴史や曲のことまで詳しい。
イナフズナフやドニーと一緒に出たり、スティーヴン・アドラーとテレビ番組で一緒に出たり、いつも気楽に話せる雰囲気。ルールがないのが好きだよ。
彼はスターである前にファンなんだ。それが素晴らしい。
28:50 – Matt Bellamy of Muse
ミューズのマット・ベラミー
ウィスキー・ア・ゴーゴーでのライブで、ミューズのマット・ベラミーが観客にいたって言ってたよね?俺、ミューズの大ファンだから探し回ったけど見つけられなかった!彼と交流はあった?
いや、ただのファンとして来てただけ。ライブ後に名前出した途端、サーっと消えた(笑)。
25年やってるバンドにはリスペクトがあるよ。フー・ファイターズのテイラー・ホーキンスとか、いろんなミュージシャンがイナフズナフを支持してくれる。俺も他のバンドに同じリスペクトを返すよ。
29:58 – Fan Stories & Johnny Rotten
ファンとの印象的なエピソードとジョニー・ロットン
印象に残ってるファンのエピソードは?ヒーローだった人に「ファンだよ」って言われたこととか。
スティーヴン・タイラーがシカゴでドニーと俺に「レコード作ったらエアロスミスのツアーに連れてくよ」って言ってくれた。バックでメガデスが演奏してたのに、俺たちを選んでくれるなんてクールだった。
チープ・トリック、デフ・レパード、いろんな素晴らしい奴らと一緒に過ごしたよ。
1番好きな話は、テキサスでの初ツアーでセックス・ピストルズのジョニー・ロットンがバーに来てたこと。マネージャーに「連れてきて!」って頼んだら、2曲目の「キス・ザ・クラウン」でバーの喧嘩に巻き込まれて追い出された(笑)。
俺も好きなバンドのライブに行くのが好きだし、バックステージで仲間と会うのはエゴのブーストになるよ。
31:45 – Beatles Interactions & Mick Jones
ビートルズとの交流とミック・ジョーンズ
ビートルズの大ファンだよね。彼らと何か交流はあった?
ポール・マッカートニーのライブでロサンゼルスの会場にドニーとバックステージに行ったけど、ポールは疲れてて会えなかった。チュビー・チェイスやストレイ・キャッツ、ブロンディがいたけどね。
リンゴには一瞬会って握手して、感謝を伝えたよ。
直接じゃないけど、フォリナーのミック・ジョーンズがビートルズと6ヶ月間スタジオで過ごした話を聞かせてくれた。ジョージ・マーティンと一緒にマリファナ吸いながら、時代を超える曲が生まれるのを見てたって。それでフォリナーの曲の書き方を学んだんだ。
33:45 – Stance on Drugs & Songwriting
ドラッグに対するスタンスとソングライティング
イナフズナフにはドラッグの歴史があるけど、今のスタンスは?歳を取ってやめたり、減らしたり?
どのバンドも何かしら実験してるよ。ライダーに「フルーツロールアップ、2%ミルク、フェイマス・エイモス・クッキー」って書いてるバンドは絶対やってないなって(笑)。
ドラッグで良い曲が生まれることもあるけど、問題は曲が書けなくなった時だ。ジョン・レノンが「良い曲は全部もう書かれてて、俺たちがそれを見つけるんだ」って言ってたけど、良い曲を探すのは大変だ。
他のアーティストからインスピレーションを借りつつ、自分たちで新しいものを作り出すのが特別だよ。
34:55 – St Jude’s Charity
セント・ジュード病院のチャリティ
最後に、応援してるチャリティは?
3週間前にセント・ジュード病院のベネフィットでイナフズナフが演奏した。ジョーイ・ラモーンの甥っ子スティーヴ・ラモーンと一緒に1時間半のストリートライブやって、37000ドル集めた。
子供用の車椅子を贈れたり、良い人たちに会えた。セント・ジュードは家族に1円も請求しない素晴らしい病院だよ。いつも応援してる。
36:02 – Dash Radio & RnR Fantasy Camp
ダッシュ・ラジオとロックンロール・ファンタジー・キャンプ
ダッシュ・ラジオで毎週6日、モンスターズ・オブ・ロックって番組やってるよね?マンカウの番組?
いや、マンカウは1ヶ月ゲストで出てくれたけど、俺の番組は2年半やってる。チャンネル502で、スヌープ・ドッグやサイプレス・ヒルのビー・リアル、カイリー・ジェンナーの番組もある。
ハードロックとヘヴィメタルを24時間365日流してる。デッド・デイジーズのダグ・アルドリッジも水曜に番組持ってるよ。dashradio.comで無料で聴けるよ。
ロックンロール・ファンタジー・キャンプはまだやってる?
うん、デヴィッド・フィショフ(モンキーズの元マネージャー)と話して、12月2~6日にエアロスミスのジョー・ペリーと一緒に出る予定。rockandrollfantasycamp.comでチェックして。スラッシュ、ストーン・テンプル・パイロッツ、アリス・イン・チェインズ、チープ・トリックとか、最高のミュージシャンが参加してる。
ファンが好きなバンドと3日間一緒に演奏して、ライブで披露できるなんて最高だよ。
締めくくり
めっちゃ楽しかったよ、チップ!忙しいのにありがとう。またやろうね!
チャック、ありがとう。軍や医者、警察、看護師、そしてセブンイレブンの向かいのディーラーにシャウトアウト(笑)。またな!
なんとなく現時点でのドニーとの関係性がわかりますね。
他にデビュー前の興味深い話やCheap Trickのメンバーとのことなども話しております。
最近イナフズナフギタリストの入れ替わりがありましたが、個人的にはそのあたりの話も聞きたかったですね。アレックスケインAlex Kaneのことね。