Hanoi Rocks おすすめアルバム一覧

おすすめアルバム一覧

2024年2月にMichael Monroeの来日があることもあり、オリジナルが輝いていた頃のアルバムをおすすめ度と一言コメントで遡ります。

ハノイロックス(Hanoi Rocks)は1980年に結成されたフィンランドのロックバンド。
自分が知ったのは1983年のこれからという一番良い時期のハノイ。メンバー全員の見栄えが良いこともあり雑誌Music Lifeを賑わしていました。自分も下敷きにモンちゃんやらアンディマッコイの切り抜きを入れていましたな。

音楽性は適度にハードでパンキッシュ、Andy McCoyの作る哀愁のあるメロディも良く、何よりメイクしたルックスが最高。また、適度に粗い演奏も不安定さを醸し出しこれまたかっちょいい。
1984年メジャー契約し、さあこれからアメリカ進出だという時期にドラムのラズルが事故で死亡。1985年解散。この頃マイケル20代前半。若っ!4年で6枚のアルバム発表と猛スピードで駆け抜け、その後のGuns N’ Rosesなどへの影響なども輪をかけ若くして伝説となりました。

その後も2001年のハノイロックス再結成(と言ってもオリジナルはマイケルアンディのみ。当初HANOI REVISITEDって言われていたやつね)など各メンバー音楽活動においても何かしらでそれぞれで交わる機会はあったものの、4人が勢揃いすることはありませんでした。

それがなんと2022年9月に4人プラスジップカジノラズルの前のドラム)のメンツで#モンちゃん還暦バースデイライブ が開催されました。
まさかこんなことが起こるとは!!!
一度きりのライブでしたが、一緒に集まって演奏できる関係性が継続していることが分かっただけでも、貴重な機会になりました。

Hanoi Rocks おすすめアルバム一覧

個人的アルバム単位のおすすめ度になります。
星はこんな感じでつけています。
★★★→超おすすめ
★★→おすすめ
★→いい曲も入ってるよ

ジェケットイメージが2種類あったりしますが、左側がオリジナル、右側が国内盤のジャケになります。

Bangkok Shocks Saigon Shakes(白夜のバイオレンス)(1981)

★★
デビューアルバム。シンプルなロックンロールで、メロディアスでありながらも勢いのある良曲が粒揃い。ジップカジノがたたいていると思われる硬いドラムも好き。
代表曲は「Tragedy」「Don’t Never Leave Me」「Cheyenne」など。

Oriental Beat(1982)

オリジナル(1982)


2ndアルバム。1st発表から1年経たない中での発表。良い曲あるもメンバーは当時の音に満足しておらず、それがこの2022年にリミックスされて再発されました。これは当時のオリジナル。音はペラペラだけど、当時は当たり前に喜んで聴きまくっていました。
代表曲はSami Yaffaのベースが印象的な「Motorvatin」「Oriental Beat」など。

リミックスに至る経緯はこちら↓
https://www.seiska.fi/Uutiset/Mita-ihmetta-tapahtui-Legendaarinen-levytys-ja-miksaaja-katosivat-Saksaan-nain-Michael

Real Mix(2023)

元々良い曲ばかりが詰まった2ndアルバム。それがOriental Beat: 40th Anniversary – The Re(al)Mixとして新たに生まれ変わりました。音もブラッシュアップされてそれぞれのボーカルや楽器の音もくっきり。ボーカルなんかは違うバージョンに差し替えられていたり、曲のエンディングも変わっていたりとオリジナルとは違っていますが、それを感じさせません。(オリジナル聴きまくっていた人には違和感あるのはしゃあない。)期待以上の出来になっています。
また、曲順も変わっていて出だしからテンション爆上がり。
加えて、オリジナルジャケットの世界観も損なっておらず、そこも◎。わかってるねぇ〜。
これが1982年当時に出ていたらこのバンドの評価はどうなっていたんだろうか?と妄想膨らむ一枚に仕上がっております。
お気に入りのアルバムに赤丸急上昇。

Self Destruction Blues(1982)

★★★
2ndと同じ年に発表されたコンピレーション・アルバム。これまでにシングルB面やらで発表された曲や未発表曲を集めたもの。コンピレーションながら良い曲ばかりのアルバムといえば、イナフズナフで言うところのアルバム『Peach Fuzz』(超強引)。
代表曲は「Café Avenue」「Self Destruction Blues」「Taxi Driver」「Dead By X-Mas」など。

Back To Mystery City(1983)


★★★
右側の国内盤のジャケイメージにやられ、さらに出だしのイントロから「Malibu Beach Nightmare」で勝負あり。Mott the Hoopleメンバーのプロデュースが良いのかアルバム全体がヴァリエーションに富んでいて大好きなアルバムです。
ちなみにドラムがジップカジノからラズルに代わっています。
代表曲は「Malibu Beach Nightmare」「Until I Get You」「Back to Mystery City」など。

All Those Wasted Years(燃えるロンドン・ナイト)(1984)

★★★
1983年イギリスMarquee Clubでのライブ。映像もあってこれがまたカッコいい。イギリスに行った時にマーキークラブだけは外からでも見ておきたいと思い無理を言って行ってみたら改装中でした。ネットもない頃の良き思い出。ハハハ。

Two Steps From The Move(1984)

★★
メジャー契約してプロデュースもAlice Cooperなどでお馴染みのBob Ezrin。練られすぎの感もあるからなのかじわじわと好きになっていったアルバム。これまでのマニア向けから一皮剥けた感もあり。ギターの絡みつき具合が絶妙。ぜひヘッドフォンで聴いてみて。
代表曲は「Up Around the Bend」「Don’t You Ever Leave Me」「Million Miles Away」「Boulevard of Broken Dreams」など。

見た目とは裏腹にいろんなアーチストがこのバンドに一目置いていて、モーターヘッドレミーもその一人。ラズルが亡くなった時にバックアップを申し出た話などがあったりします。
残念ながらバンドは空中分解してしまうわけですが、それが2022年9月23日に一夜限りの再結成ライブが行われることになったわけです。

2024年2月の来日ではこのアルバムから40周年ということで、東京でのライブのうちの1日はこのアルバム丸ごとセットリストで演るようです。
こりゃ、現地に行かないとな。


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