我らがモンちゃん率いるMichael Monroeの新譜が出ました。
先駆けて発表されたリードトラック「One Man Gang」のあふれるやけくそ感wや次に発表された「Last Train To Tokyo」の曲の分かりやすさからどうかなという感じでしたが、ここ数日聴いてみて…、このアルバムは良いですよ!
Burrn!のインタビューでも「他のメンバーが持ってきた曲が良くて」って言っていましたが、なんとモンちゃんクレジットは1曲のみ。他はリッチやスティーブ作の曲で占められています。これぞモンちゃん、懐深い!意外性のある歌メロが今回はいろんなところに出てきて面白いのもそのせいか。新たな歌い方を試みているのも他の人が作ってきたものだからこそできたのかも。
唯一モンちゃん作もクレジット見る前はてっきりサミあたりが書いたと思ってしまうアラビア風の出だしの曲。
”ファイト一発”的な曲ばかりではなく幅があるのにそのどれもがどこか尖っているのが良い。また、荒そうで実は練られたリフだったり激しさを良い具合に残したボーカルも今回特にいい感じ。
前作もそうでしたが、ボーナストラックがなぜそれを本編に入れないと思わずにいられない良い曲があって、特に「Hightail Kids」が80年代にありそうな懐かしさを感じさせる曲で面白い。前作『Blackout States』なんてボーナストラックの「Skulls」がアルバム中一番のお気に入りだったもんね。(来日ライブでもやったくらいなのになんでアルバム本編に入れないんだ?)
ボーナストラックはデラックスエディションにしか入っていないようで、3曲となっていますがそのうち1曲は2017年発売の『The Best』収録されている「One Foot Outta The Grave」。なので未発表は実質2曲ね^^;
デラックスエディションは他にPV6曲収録とありますが、PVなんて見ないし既出のものばかりだろうしこの売り方はやめてほしいなぁ。切にお願い!
(普段DVD扱わないせいかリージョンがなんちゃらと出て見れな〜い…やり方があるんだろうけど、う〜ん…)
ちなみに私が今時点で気に入っている曲は、「Junk Planet」とボーナストラックの「Hightail Kids」。共にスティーブ作!やるな!
4曲目の地平線が広がっていくような雄大な感じや5曲目のクセになりそうなサビのぶっきらぼうさ加減、6、7曲目の一歩引きつつも味があるとこなど、他の曲もそれぞれ色があって興味深く聴くことができます。
通常盤収録曲はYouTubeでも聴けるようだし、買うならボーナストラック入りデラックスエディション^^;
1.ONE MAN GANG (Rich Jones)
2.LAST TRAIN TO TOKYO (Rich-Steve)
3.JUNK PLANET (Steve Conte)
4.MIDSUMMER NIGHTS (Steve-Rich)
5.THE PITFALLS OF BEING AN OUTSIDER (Rich)
6.WASTED YEARS (Rich)
7.IN THE TALL GRASS (Rich)
8.BLACK TIES AND RED TAPE (Rich)
9.HOLLYWOOD PARANOIA (Rich-Steve)
10.HEAVEN IS A FREE STATE (Michael Monroe)
11.HELSINKI SHAKEDOWN (Rich)
12.LOW LIFE IN HIGH PLACES (Rich)
-bonus track デラックスエディションのみ-
13.Hightail Kids (Steve)
14.Built For Speed (Steve)
15.One Foot Outta The Grave (Rich)