異なるアルバムジャケットのものが3種類、ようやく揃ったのでここにまとめておきます。

こんなにメロディーがたつアルバムがあっただろうか?(いや、ない!)と断言したくなる良質な曲がてんこ盛り。どことなくノスタルジックな気分にしてくれ、ハンドメイドの温かさと柔らかな空気感が特徴のアルバムです。
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このバンドにありがちなジャケ写が数種類、アルバム名などもいろいろあったりとこんがらがりますが…、その辺りは一番最後にまとめます。

発売時の経緯はこちら「Enuff Z’nuff 中期(1994〜1997)のアルバムまとめ」に譲るとして…、
1994年、日本で同じ時期にリリースされた『Tweaked』と対をなすアルバムともいわれており、『Tweaked』がグランジの影響を色濃く受けたダークな内容である一方、本作はアコースティック色が強く開放的な面もあるなど、普段のズナフから肩の力が抜けたリラックスした音で、良質なメロディが一層際立っています。

では簡単に曲紹介。
1.Wheels (Vie,Znuff)
このアルバム1曲目で遊園地の楽しげな雰囲気のSEから始まるカラフルな曲。(このSEってクイーンのオマージュだっけ?)大好きなカーペンターズCARPENTERSの曲「Goodbye To Love (愛にさよならを)」のギターソロに通ずるスムーズなギターソロが気持ちいい。そのギターを弾いているのは後にも出てくるKurt Fang!!!(蛇足ですが、カーペンターズのこの曲のギターソロだけで白米3杯いけます!)
この曲、滅多にライブでやらないはずなのに、Donnie Vieが抜けた後の2017年のライブでやってたりします。
チップ、伊達にクレジットに名を連ねてないな。

2.Still Have Tonight (Vie)
お得意の半音階メロディーにドニーの優しい歌声が乗る最高の曲。

3.Downhill (Vie)
このアルバムの個人的ハイライト!もの哀しげなメロディーが涙をさそいます。サビに向かう展開も終わっていく感じも絶妙!名曲が多いズナフの中でも個人的には最も好きな曲!特にこの曲が良いという人は周りにも結構いますよ。

4.It’s No Good (Vie)
「Downhill」の張り詰めた空気を一気に開放するかのようなこの曲は自由な雰囲気が満ちた軽快な曲。チップのベースも大活躍!効きまくりのメロディ連発です。

5.5 Smile Away (Vie)
劇画チック?に始まるこの曲は曲中のホーンがThe Beatlesを感じさせます。途中展開が速くなるところなんかも自然で小気味良い。

6.LA Burning (Vie,Znuff)
メロディは単調ながらもサイケデリックでちょっぴりヘヴィで良いアクセントになっています。

7.New Kind of Motion (Vie,Znuff)
キャッチーでありながらも、彼らが作るとなんども繰り返し聴きたくなる一筋縄ではいかない良質ポップソング。

8.Crown of The Town (Vie)
おっと、急にレイドバックしたかのような落ち着いた曲。良い曲だなぁ。曲全体を彩るバイオリンの音色はデレクフリゴ(ギター)のお父さんジョニーフリゴ!ソロ後半にはデレクのギターと入れ替わるようにバイオリンソロを奏でています!デレクとジョニーの競演を聴くことができるんです!
(クレジットではこの曲のギターはKurt Fangとなっていますが、wikiによるとデレクのことなんだと。やったね!)

Derek Frigo (alias Kurt Fang) – lead guitar (Tracks 1, 2, 3, 8 & 10)

Seven (Enuff Z’nuff album)From Wikipedia
デレクも良いソロ弾くなぁ。つくづく惜しまれます。R.I.P.

9.You & I (Vie)
おそらくアルバム中もう一つのハイライトではないでしょうか?
歌メロだけで引っ張るその展開が完璧なんです!そしてギターソロも曲を壊さず溶け込んでいます。

10.On My Way Back Home (Vie)
特にドニーのみのクレジット曲は、この曲もそうだけど曲の展開が自然と流れていて聴いていて気持ちが良い。名曲!
この曲のギターも『Kurt Fang』なのか、やるな!

11.We Don’t Have To Be Friends (Vie,Znuff)
寂しげでありながらもどこか穏やかでずっとドニーの声に溺れていられる。曲中にソロもないよ。
アルバム後半にきてのこの流れも素晴らしい。

12.So Sad To See You (Vie)
この曲だけエレキギターのリフが目立ち、ドニーがシャウトするいつものズナフにありそうな曲。
Enuff Z’nuffの曲と言われても違和感はありません。

13.Jealous Guy (Lennon)
13曲目はボーナストラックとしてジョンレノンの名曲のカバーが収録されています。
普通ならこんな名曲入れたらこの曲の良さが目立って浮くと思うんだけど、本編の曲が良いため浮くことなくアルバムの良い締めになっています。

キラーチューンばかりでしかも捨て曲なし!こんなすごいアルバムって他にある?いや、ない!(断言したいっ!)
Enuff Z’nuffでは奔放なギターを弾きまくっていたDerek Frigoですが、このアルバムでは曲に同化した落ち着いたプレーを聴かせています。
こうして聴いていくとChipとDonnieだけではなく数曲で参加しているDerek Frigo(とおとうさんのJohnny Frigoも)の演奏もいいアクセントになっていることがわかります。Chip & Donnie(&Frigo!!)
最近のDonnieのソロアルバムにデレクの演奏が付け加わっていたらと思わずにはいられません。

<資料編>
Chip & Donnie 「Brothers」
Enuff Z'nuff005
1994年に発売された日本盤はこちら。我らが伊藤政則さんがライナー書いています。

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Enuff Z’nuff 「Seven」
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日本に3年も遅れた1997年にEnuff Z’nuff名義のアルバム『Seven』として海外では発売されました。しかも日本盤より2曲多い15曲収録。暗い感じのジャケはその内容を表しているとは思えませんが、今では廃盤となっているようです。

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Enuff Z’nuff 「Brothers」
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2008年に海外で再発された時のジャケットはこちらで日本盤と同じ13曲収録。このジャケ好きだなぁ。ただし、ジャケットが違うだけなので、私みたいに高い円払って海外から取り寄せるほどではないと思います^^;

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ジャケット表記はEnuff Z’nuff名義になっていますが、背表紙表記はChip & Donnie名義になっているというなんとも人騒がせなものになっております。
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こんな良いアルバムを紹介させてくれるChipとDonnieに感謝!
またこんなすごいアルバムを二人で一緒に作ってくれないかな?

作ってみました。お気に入りの曲があれば、是非投票を^^/