アルバム『10』
アルバム概要
アルバム『10』。
ポップな曲が目白押しなアルバム。
私の中ではちと地味なアルバムとなっとります。
なんでだろ?
聴いていた日本盤の曲順の出だしが「Wake Up」というタイトルなのに、哀愁漂う気だるい感じではじまるからか?哀愁感は大好物だけどアルバムトップは似合わない。(外国盤の方が良いかな。最初にガツっとこないとね。)
さらに、アルバム通しての起伏が穏やかだから?(ハードさが足りない?)言い換えればポップフリークにはドンピシャかも!甘いけど煮え切らない(これは褒め言葉)曲のオンパレードですから!
加えて、いつもは必ずある、これ!といったバラード系キラー曲がないんだな。
で・も・、曲単体ではやっぱりいいんだわ!ドニーとチップが作って歌ってるんだから当然か。
出だしの気だるい感じを抜け出せば、その後は極上ズナフワールドが待っております。
起伏が穏やかと書きましたが、アルバム後半に収録されている「Bang On」なんて疾走感のあるカッコいい曲。テレビ番組のプロ野球珍プレー好プレー集の好プレー映像にあわせバックで流れたなんてことも。テレビ局の人、ナイス!
ちなみに日本盤の終盤は「No Place to Go」、ライブでもお馴染みDavid Bowieのカヴァー「The Jean Genie」とチップのボーカルで締めています。
2000年3月にアルバム発売、同年5月にタイミング良く来日。アルバム発売にあわせレコード会社のサポートも万全だった印象があります。ラジオ局でシングル「There Goes My Heart」がプッシュされたこともありヒット。そのおかげもあってアルバムも日本では売れたんじゃないでしょうか。中古CD屋でもよく見かけましたもん、このアルバム。
収録曲
JPN ver
1 Wake Up(Donnie Vie / Chip Znuff)
2 The Beast (Donnie Vie)
3 There Goes My Heart (Donnie Vie / Chip Znuff)
4 What Can I Do? (Donnie Vie / Chip Znuff)
5 Suicide (Donnie Vie / Chip Znuff)
6 Your Heart’s No Good…But I Love Your Face (Donnie Vie / Chip Znuff)
7 All Right (Donnie Vie / Chip Znuff)
8 Holiday (Donnie Vie / Chip Znuff)
9 Bang On (Donnie Vie / Chip Znuff)
10 Fly Away (Donnie Vie)
11 No Place To Go (Donnie Vie / Chip Znuff)
12 The Jean Genie (David Bowie)
US ver
1 There Goes My Heart 3:36
2 Fly Away 5:09
3 The Beast 3:31
4 Your Heart’s No Good…But I Love Your Face 4:03
5 Wake Up 4:39
6 What Can I Do? 4:12
7 Suicide 2:36
8 Alright 3:03
9 Holiday 3:19
10 Bang On 3:55
11 The Jean Genie 4:16
12 Everything Works If You Let It 3:17
※太字は収録曲が異なるもの
MV
アルバムジャケット
これまでと同様このアルバムもアメリカ盤(UK盤も)とアルバムジャケット、曲順が異なっておりますが、その後2008年にアメリカで出た時は日本盤とジャケット、曲順が同じものになっています。
今後のアナログ化ではどうなるのでしょうか。