ところどころに入るアリスの狂気じみたナレーション。
ジャケットもカラフルなんですがよく見ると昆虫がたくさん並んでいて気持ち悪いものがあります。
そのおどろおどろしさが目立つ一方、曲はフックのある聴きやすい曲が並んでいたりします。
このアルバムのプロデューサーは、Bob Eizrin。わたし的にはあのHanoi Rocksのアルバム『Two Steps from the Move』のプロデューサーです。ハノイのメンツがアリスクーパーを好きなのがわかります。
1992年にガンズアンドローゼスが来日した際に、ギターのスラッシュがソロの一部でこのアルバム収録の「Only Women Bleed」のメロディを弾いています。
後になりこのアルバムを聴いて、あ〜スラッシュはこの曲を弾いていたのかとわかった次第^^;いやぁ、このA面５曲目「Only Women Bleed」は名曲です！
この曲を聴くとガンズを東京ドームで見た頃を思い出しますね。
どうやらいろいろな評判を見るとこのアルバムはアリスの中でもベストなアルバムの一つのようです。
というぐらい、あまりアリスのアルバムは聴いたことありません。ハードロックを聴くようになった時にはすでに一時代を築いた後で、昔の曲はほとんど聴いたことなかった（ハノイがカバーしていた「俺の回転花火」やツイステッドシスターのアルバム『Come Out & Play』に参加していたのを聴いたぐらいでしょうか？）のですが、80年代後半のメタルブームにちゃっかり乗っかって復活し、そのせいでアルバム『Trash』やらなんやらはよく聴いていました。ポイズン〜♪
なのでメタルなイメージがあるのですが、やはり今ライブでやっている曲の多くは聴きやすい往年の名曲たちで、最近のWacken Open Air 2017でもちろんこの「Only Women Bleed」もやっています。あ、名曲「Poison」もやっています。
2017年のLoud Parkにもやってくるので、どんな演奏してくれるのか楽しみです。観てみたい～♪（行けませんが…）
Alice Cooper 『Welcome To My Nightmare』
01． Welcome To My Nightmare
02． Devil’s Food
03． The Black Widow
04． Some Folks
05． Only Women Bleed
06． Department of Youth
07． Cold Ethyl
08． Years Ago
09． Steven
10． The Awakening
11． Escape
1975年の作品。
最近の新譜はこれ。
Paranormal 邦題はパラノーマル～超常現象の館～（by伊藤政則）
