The 1987 Demos(2024)

Disco/EZN Enuff Z'nuff (w/ DV) timeline

ファーストアルバムの正式版一歩手前ヴァージョン?『The 1987 Demos』(2024)

旧譜のアナログ化が終わりに近づいている中、不意打ちのように発表されたのは今まで出ていない音源。今回は(今回も)メジャーデビュー前の音源になります。
→アナログも発売されます。黒、緑、紫の3種類。→注)アナログはボーナストラック未収録。

デモと謳っていますがざっと聴いた限り出来は良くファーストアルバム『Enuff Z’nuff』の正式版一歩手前、既に出来上がっちゃっています。本当に1987年の音源なんだろうか…w
オリジナルと比べ遜色なく、しかしよくよく?聴くとそれぞれのパートでオリジナルヴァージョンとのちょっとした違いに気付けます、マニアなら。(実は違いが気付けない曲もある私。一緒じゃないのかw…?)
ジャケットもデモ感が感じられて良い。

収録曲

1. New Thing 04:17
2. She Wants More 04:40
3. Fly High Michelle 04:04
4. Hot Little Summer Girl 02:56
5. In The Groove 06:48
6. Little Indian Angel 03:31
7. For Now 04:26
8. Kiss The Clown 03:16
9. I Could Never Be Without You 03:34
10. Finger On The Trigger 04:46
Bonus Track
11. Runaway 04:25
12. Manic Depression 03:44

アルバム概要

特筆すべきはボーナストラックとして収録される12曲目のカヴァー曲「Manic Depression」。いつもはビートルズビートルズですが、今回は初出しのJimi Hendrixのカヴァーときた。こんなのもレコーディングしてたんだ。よく今まで出てこなかったな。

メジャーデビュー前のシカゴ音楽シーンについて、「ステージではカヴァーをやることを求められる。これじゃあ新たなミュージックシーンも生まれてこないよね」的なことをどこかの音楽誌で語っているのを見たけど、おそらくそのような背景もありいろんなアーティストのカヴァーをいっぱいやっていたと思われます。もっと他にないかな?メージャーデビュー前の音源の豊かさが際立つ彼らのこと。音源残っていれば『Cover in Gold Ⅱ』的なものとしてまとめて出して欲しい。

気になったのは1987年というタイトル。
音はもろデレクやヴィックなんだけど、彼らが加入したのは1988年ごろだと思っていたので、その辺もどうなんでしょう?
加えて、デビューアルバムが出たのが1989年で、2年も前にほぼできてたってこと?ってとこも…。
気になる気になる…。

試聴サイト

おまけ

Youtubeで1987-1988年のAlex Kane在籍時のデモが聴けます。
こちらが1987 “リアル”デモ?

Enuff Z'Nuff 1987-1988 Demos with Alex Kane
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