ボブ・ディラン来日公演
“ROUGH AND ROWDY WAYS”WORLD WIDE TOUR 2021 – 2024
Bob Dylan
ボブが愛知に来る。
中止になった前回コロナの時は、愛知はなかったはず。
ツアー発表が2月9日。4月のツアーで発表がその2か月前!さすが強気のLive Nation。L.A. Metal Summitを思い出させます。
仕切り直しの今回は愛知で3公演。こんなの普通はあり得ない。しかも栄ど真ん中の愛知県芸術劇場。
ライブ概要
4月6日(木) 大阪 フェスティバルホール 開場18:00/開演19:00
4月7日(金) 大阪 フェスティバルホール 開場18:00/開演19:00
4月8日(土) 大阪 フェスティバルホール 開場16:00/開演17:00
4月11日(火) 東京 東京ガーデンシアター 開場18:00/開演19:00
4月12日(水) 東京 東京ガーデンシアター 開場18:00/開演19:00
4月14日(金) 東京 東京ガーデンシアター 開場18:00/開演19:00
4月15日(土) 東京 東京ガーデンシアター 開場16:00/開演17:00
4月16日(日) 東京 東京ガーデンシアター 開場16:00/開演17:00
4月18日(火) 名古屋 愛知県芸術劇場 開場18:00/開演19:00
4月19日(水) 名古屋 愛知県芸術劇場 開場18:00/開演19:00
4月20日(木) 名古屋 愛知県芸術劇場 開場18:00/開演19:00
■チケット料金(税込)
GOLD 51,000円(グッズ付き)
BOX席 36,000円(大阪のみ)
S席 26,000円
A席 21,000円
https://www.livenation.co.jp/bobdylan2023
しばらく前から気になりだし、Spotifyで最新作を聴きまくる。Spotifyの場合、歌詞も出るのでほんやくコンニャクにかけてなんとなく意味を知り、さらに、ベストヒットUSAで特集を見てしまうともうダメ。そんなこんなで3daysの真ん中に当日券で行ってきました。
ボブは要人でもあるからか厳重警戒。金属探知機を当てられ、携帯機器類はすべて係員のみ開封可能な専用の袋に入れられるという念の入り用。
今回当日券なのに2階席1列目という良席。しかも隣は通路だし反対側は人来なかったしで前の柵にもたれながら十分リラックス。
外国の方が多くこれは本国で見るより安くしかも近く良い席で観られるからでしょうか。旅行してきて観ても安いぐらい?
ライブ前は同じようなジャンルの音楽がかかっているものだけど、無音。
始まるまで無音。
時間が来てメンバーゾロゾロ出て始まりましたが、ステージ上が薄暗すぎてボブディランがどこにいるのかもわからない。ステージと会場が同じような薄暗さという不思議な空間。照明は微動だにせず、ずっとメンバーを照らすことなくシンプルな明るさのみ。それでも常連さんたちはこれが当たり前なのかちょっとした始まりのフレーズで歓声が上がります。
まるで宗教。ありがたい念仏を聞いているような感覚になってきます。
薄暗さに慣れず、目を瞑ってボブの声に酔いしれます。そのうち寝落ちしそうになりますが、まさに夢の中で聴いているような心地よさ。
メンバーはピアノを弾くボブの周りにくっつくように囲んで演奏していました。
アンコールは無し。ライブ中のMCもサンキューを3回ほどとメンバー紹介のみ。ボブはずっとピアノを弾いていてハーモニカも終盤に1曲披露したのみ。ギターは弾かず。代表曲はなし。予定調和なんてものもないもんだから何をやっても希望と驚きしかないのがいいね。これ一番大事と改めて実感。だからEddi Readerのライブなんか好きすぎるのかもしれん。思いつきで歌い出した曲をそのままアカペラで1曲歌い通したりとか、そんな場面に出くわすと最高だもんね。
同時期に来ているエリッククラプトンは「レイラ」をやったやらない、代わりに「コカイン」がどうこうと騒がれていますが。
最後はボブとメンバーがステージ前に並び仁王立ちのなか照明が落ちるという演出でおしまい。
全体100分前後の長さでしたが、十分満足。
翌日が日本最終公演でもあり行きたいところでしたが、チケット代があまりに高額。
無理っす。
満足したのでレコード買って帰宅。行ってよかった。