Queen Ⅱ

Vinyl Mania

レコードにはまりだして以来これだけは手を出したらおしまいだと思っていたアーチストとして、The Beatles、Simon & Garfunkelなどいろいろある中、Queenもそのひとつでしょうか。いっぱいあるもんね。
いったん手を出したら底なし沼にはまるぞ、と自分を戒めていたつもりでしたが、ついに手を出してしまいました。
(ちなみに、The Beatles、Simon & Garfunkelはとっくに手を出しております…。)
Queenはまだ一枚目なのでかわいいもんか。

その記念すべき1枚目はあのGuns N’rosesのAxl Rosesもフェイバリットアルバムとして挙げていた『Queen Ⅱ』。
強引にズナフと結びつけるとすれば、ジャケ写真がアルバム『Paraphernalia』の輸入版ジャケ写真の元ネタということぐらいでしょうか。

クイーンはCDでもベスト盤ぐらいしか聴いていなかったせいか、通して聴くのは初めてでなんとも新鮮。
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A面にあたる「Side White」から聴きはじめるも対となるB面「Side Black」の狂気じみた音の世界に耳を奪われる。A面との落差が激しい分その印象はなおさら。
最初レコード音飛びしてるんじゃ?と思うほどの激しい音の塊がぶつかってきて続くコーラスの波波。
乗れる音楽じゃないけど、次の展開を追いながらもこちらの予想をことごとく裏切られ続け、そんな中、身をまかせじーっと聴き入ってしまうアルバム。
当時のライブってどんなんだったんだろう?この音の洪水を再現していたんだろうか?
デビュー2枚目にしてこの完成度のアルバムって!ぜひサイドの分かれたレコードで聴いてほしいアルバムですね。

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ライナーノーツはマサイトー氏が敬愛するあの福田一郎氏。
このアルバムのことは(おそらく情報がほとんどなく)少ししか触れていないものの、デビューして以来のQueenの母国での評判などが書かれています。それによると、母国での評価は芳しくなく、一方アメリカでは徐々に受け入れられていたようです。こんな誰とも似ていない音を出すバンドが出てこれば、そりゃあ批評家は困ったでしょうね。
今でこそ日本から火が付いた印象があるクイーンですが、まだそれもこの1974年より先のことでしょうか。

Enuff Z’nuff 『Paraphernalia』

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