2枚組のCD。

まず、ジャケットがシンプルかつあのバンドの名盤そのままなところが期待を持たせます。
そして、肝心の内容ですが、今までのドニー節を期待しているとちょっと違うなという感じを受けます。いろんな楽器の音色を使いちょっぴりゴージャスな音作りを意識しているようですが、残念ながらどことなくチープな感じを受けるのは今まで通り。アルバムの中に即効性のあるキャッチーな曲は見当たらず、全19曲と多いこともあり今まで以上に一曲一曲を把握するのに時間がかかるかも。

しかし、何度も繰り返し聞いていくうちに、やっぱりこの人の書く曲は素晴らしい!と感じます。2曲あるカバー曲は無くてもいいんじゃないかというくらいの非常に良い出来。ドニーも年をとって「円熟」、「芳醇」などの言葉が相応しいアルバムではないでしょうか。

黒っぽい曲があったり珍しくハーモニカが入る曲があったりとすんなり耳に入ってこない曲もありますが、それでも多彩さを見せているこのアルバムは今のドニーを表しているのでしょう。(そういえば、アルバム『1985』の1曲目にはSmokey Robinsonの「涙のクラウン/The Tears Of A Crown」のカバーが入っていたり、ドニーのインタビューにはモータウンという言葉が度々出てきます。好きなんだねぇ。)

なお、アルバムジャケットから受けるビートルズ、ビートルズはまったくしていません。逆にドニー独特のメロディーが凄くて、ビートルズがどうだとか気になりません。いやぁ、すごいわ。

ドニーを知らない人が真っ先に聴くアルバムではないかもしれませんが、もとい、ドニー好きはもちろん、ドニーを知らない人にも是非聴いてもらいたい、そんなアルバムです。

2枚組、全19曲。

〜2016.12.04追記〜
2014.12.09に発売された本作。もうかれこれ2年になりますね。
このアルバム、まったく飽きないどころか通しで聴く回数が増えていっています。スルメ中のスルメアルバムですな、これ。
音の良さを求める人には、この人のアルバムやイナフズナフのアルバムは、ん?と思うのでしょうが、それを超える曲の良さがこの人の作る曲にはあります。是非聴いてみてください。

Enuff Z’nuffの『Clowns Lownge』で昔の音源が発表されましたが、そろそろ、ドニーの新しい音を届けて欲しいな。

Disk1
01. I Wanna Do It to You
02. Handy Dandy
03. For Your Pleasure
04. Happy Days
05. Crash and Burn
06. Light Shine On
07. Better Love Next Time
08. My Love
09. When Will You Love Me Again
10. Haunted
11. Unforsaken

Disk2
01. 25 or 6 to 4 (Live)
02. You’re My Favourite Thing to Do
03. Almost Home
04. Imagine
05. Angel Eyes (Outtake)
06. Without You (Outtake)
07. Big Brother
08. Freaky Deaky