キラーソング満載、アルバム『Animals With Human Intelligence』(日本盤1993/04/21)

Disco/EZN Enuff Z'nuff (w/ DV) timeline

アルバム『Animals With Human Intelligence 』(1993)

アルバム概要

名盤『Strength』に続く3枚目『Animals With Human Intelligence』
曲によってプロデューサーが異なりますが、このアルバムの強みは何と言ってもキラーチューンが多いこと。特にチープ・トリック、ラット、ポイズンなどのプロデュースで知られるリッチー・ズィトー(Richie Zito)をプロデューサーに迎えた4曲(「Right By Your Side」、「These Daze」、「Innocence」、「One Step Closer to You」 )と、Bonus Trackである「Fingertips」(これもリッチー・ズィトーのプロデュースだったはず)は絶品。その他の重めの曲がこれらの曲をうまく引き立てています。
曲の良さは来日時のアコースティックでのシンプルな演奏で際立っているのが分かります。
初めてEnuff Z’nuffを聴くにはこのアルバムも良いかも。

ドラムのVik Foxxがアルバム発売前にVince Neilに引き抜かれ脱退したため、アルバムカバーには3人しか映っていませんが、Vikもアルバムの制作には関わっています。
(結果的にHanoi Rocksを解散に追い込み、Enuff Z’nuffの勢いも削いだにっくきヴィンス。コノヤロめ!)

収録曲

1.Superstitious(Donnie Vie / Chip Znuff / Martino)4:10
2.Black Rain(Donnie Vie / Chip Znuff)3:49
3.Right by Your Side(Donnie Vie)4:29
4.These Daze(Donnie Vie / Chip Znuff)3:52
5.Master of Pain(Donnie Vie / Chip Znuff)4:25
6.Innocence(Donnie Vie)4:45
7.Takin’ a Ride(Donnie Vie / Chip Znuff)3:39
8.The Love Train(Donnie Vie / Chip Znuff)3:53
9.One Step Closer to You(Donnie Vie / Chip Znuff)4:10
10.Bring It on Home(Donnie Vie / Chip Znuff)3:47
11.Mary Ann Lost Her Baby(Donnie Vie / Chip Znuff)4:02
12.Rock N World(Donnie Vie / Chip Znuff)3:21
13.Fingertips(Donnie Vie / Chip Znuff)3:50

アルバムジャケット

このアルバムには、当初発売されていたARISTA盤と後に発売されたSPITFIRE盤の2種類あります。
曲によってはバージョンが若干違います。(契約上そのまま使うことができなかったのでしょうか?)購入する際は注意が必要。右側がSPITFIRE盤ジャケット。
今後おそらくこのアルバムもアナログ化されるんでしょうけど、ジャケットデザインをコロコロ変えることで定評のあるズナフさん。どんなジャケで登場するのでしょうか。できればオリジナルの世界観は無くしてほしくないなぁ…。アルバムの内容が良かったから尚更良いイメージあるもんね。

試聴

投票ページ

『Animals With Human Intelligence』Enuff Z’nuff(1993)
What is your Favourite『Animals With Human Intelligence』Song ?

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『Animals With Human Intelligence』Enuff Z’nuff(1993)
What is your Favourite『Animals With Human Intelligence』Song ?

MV

以下に、アルバム関連動画、音源をあげておきますので参考に。

以下3曲は日本にプローモーション来日した際の映像。音も映像も素晴らしい出来。
ドニーの繊細なボーカルが素晴らしく、チップの曲を支えるベースとコーラスも効いてる効いてる。

Enuff Z'nuff – Right By Your Side
Enuff Z'nuff – Innocence
Enuff Z'nuff – Mary Anne Lost Her Baby

こちらは、アメリカでのテレビ収録での模様のようで、アルバム1曲目を飾る「Superstitious」をやっています。番組お抱えバンドと合わせて7人で演奏していますが、メンバーはそのうちの3人です。

Enuff Z'Nuff – Superstitious [1993]

上記の動画ではVikkiはいませんでしたが、同じ収録と思われる下の動画の「Baby Loves You」(2nd収録曲)ではなぜかギターを持って参加しています。なんで?

Enuff Z Nuff-Baby Loves You (live) (www.hitsonline.net)

おまけ

日本盤の雑誌広告。
すでにVikの後釜リッキーがバンド写真に収まっており誌面一面全体カラーでという力の入れよう。素晴らしい!

ラジオ番組RockOnで伊藤政則氏がイナフズナフについて語っています。
書き起こしを下のリンク先で。
伊藤政則氏はこのアルバムのライナーを書いていたり、プロモーション来日に関わっていたりするので、その当時のことも語りやすく、このアルバムからのリクエストもかかりやすくなっています。
ライナーを書いてもらうことって、とっても大事!

2017年08月18日FM802 RockOn夏の恒例オ〜ルリクエスト大会で伊藤政則氏がズナフを語っています。

アルバム『Animals With Human Intelligence 』国内盤再発(2023)

2023年12月6日、発売から30周年を祝して(?)、ジャケ違いで国内盤が発売されます。
ライナーノーツが気になるね。どなたが書かれるのだろうか。
詳しくはこちらで。

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